ボルドー地方

フランス南西部の都市ボルドー。周辺にはガロンヌ川沿いにワインの生産地域があり、ボルドー市街の北ではドルトーニュ川がガロンヌ川に合流し、ジロンドと呼ばれる広大な三角江を形成。ジロンド県におけるブドウ畑の面積は総計12万ヘクタールにも達し、フランスでも最も広いブドウ栽培地域です。

生産されるワインは普段使いのテーブルワインから世界でも最高級の名高いワインに至るまで幅広く、ソーテルヌに代表される甘口の白ワインや、辛口の白ワイン、ロゼワインやスパークリングワインも造られています。

8500を超えるシャトー(château、城の意)と呼ばれる生産者が存在し、ボルドーワインのアペラシオンは60に分かれ、なかには格付けがなされているシャトーもあります。

格付けは1855年にナポレオン3世がパリ万博のために作らせたもので、メドック地区の赤ワインに対する格付けでは、当時の価格に基づいて5段階に格付けしたものが、僅かな例外を除き現代にまで続いています。

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